「易占い」とは?
易は中国では君子が学ぶき思想のひとつです。
易占いは、生年月日などで占うのではありません。
西洋のタロットとも似ていますが、易はいったんその予知能力を、陰と陽という組み合わせです。
易占いは予兆や現在の状況を浮かび上がらせてくれます。そして進むべき道も・・・。
心理学者のユングは、これを共時性(シンクロニシティー)という言葉で表現しています。
ユングも易を学んだ話は有名です。
易占いは、筮竹(ぜいちく)、算木(さんぎ)といった道具を用います。
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易占いのアウトライン
陰と陽の記号を3本ずつ組み合わせると、2の3乗で計8つの要素となります。
この8つを八卦(はっか)と言います。
八卦は「はっけ」とも読まれ、よく「当たるもハッケ、当たらぬもハッケ」などという時の、そのハッケのことです。
八卦は次の8つの形で、それぞれには1〜8までの数と名前、自然界の形、作用などが配されていています。
1乾(けん) 天 かわかす、すこやか、父、頭、北西、晩秋〜初冬、健やか、君主、最高権力、能動、進む、馬、剛堅、玉、金属、石、氷、赤色、生気、木の実
2兌(だ) 沢 よろこぶ、少女、口、西、秋、羊、窪み、不足、谷、鏡、コップや枡、計量、分割、商売、臼、ひび割れた堅い土
3離(り) 火 付着する、中女、目、南、夏、甲冑、貝類、蝦、蟹、亀、鳥の姿、雉、太陽、明るさ、装飾品、火、中が空っぽ
4震(しん) 雷 震い動く、長男、足、東、春、音、竹、葦、稲、稗などの稲科の植物と反生植物(豆科や麻の類いのこと)
5巽(そん) 風 入り従う、長女、股、南東、晩春〜初夏、雲、匂い、息、白色、草、風に乗る鳥、人に従う鶏、長い、木、高い、躁状態
6坎(かん) 水 おちいる、中男、耳、北、冬、険難、災い、気苦労、毒、心病、血液、月、水中の生物、盗賊、芯の多い木
7艮(ごん) 山 とどまる、少男、手、北東、晩冬〜初春、門、門番、扉、城、宮、寺、坂、登る、径路、小石、猛獣、牙の鋭い犬
8坤(こん) 地 したがう、母、腹、南西、晩夏〜初秋、民衆、平野、広い平、田畑、平等、牝馬、牛、文、布、釜、ケチ、養う
しかしこの八卦は、要するに単語のようなもので、実際のところこれだけではあまり役に立ちません。
そこで、単語と単語が組み合わさって文章になるように、この八卦を上下に2つずつ組み合わせます。
それが六十四卦(ろくじゅうしか)で、易占いは、その六十四卦の形を割り出して判断します
占い方
50本の筮竹の中から1本を抜き取ります。
この1本は太極にあたるため使用しません。
2 残った49本の筮竹を、無心の状態で2つに分けます。
左手に持ったものを天策、右手に持ったものを地策といいます。
3 地策を机に置き、その中から1本を抜き、左手の小指と薬指の間に挟みます。
抜き出した1本を人策と言います。残りの地策は使用しません。
4 左手の天策を、右手で8本ずつ数えてゆきます。
人策を含めて余りが8本以内となるまで数えます。人策を含めた余りの数によって、以下の様に八卦を求めます。
余り1本:乾の八卦 (人策のみのとき)
余り2本:兌(だ)
余り3本:離(り)
余り4本:震(しん)
余り5本:巽(そん)
余り6本:坎(かん)
余り7本:艮(ごん)
余り8本:坤(こん)
5 得られた八卦を下の卦として、同じ操作で上の卦を求め、六十四卦を出します。
変爻を求めるために、続けて以下の操作を行います。
6 50本の筮竹から1本を抜き、残った49本の筮竹を2つに分けます。
左手に持ったものを天策、右手に持ったものを地策とします。
7 地策から1本を抜き、左手の小指と薬指の間に挟みます。
抜き出した1本を人策と言います。残りの地策は使用しません。
8 左手の天策を、右手で6本ずつ数えてゆきます。
人策を含めて余りが6本以内となるまで数えます。人策を含めた余りの数によって、以下の様に考えます。
余り1本:初爻に変爻が生じた。 (人策のみのとき)
余り2本:二爻に変爻が生じた。
余り3本:三爻に変爻が生じた。
余り4本:四爻に変爻が生じた。
余り5本:五爻に変爻が生じた。
余り6本:上爻に変爻が生じた。
以上の様にして得られた卦から、『易経』をもとに読み取り、判断を下します。
≪注意事項≫
1. 占う時にはリラックスして問いたい事をハッキリと思い浮かべましょう。
2. 『易経』には「初噬(しょぜい)は告(つ)ぐ。再三すれば涜(けが)る。涜るればすなわち告げず」とありますので、悪い掛が出たらといって再び占ってはいけません。
易の不吉は不幸とかという意味ではありません。
現在の状況を顕しているからに他なりません。